社内SE・ITエンジニアが年収2倍を狙うなら?フリーランス経由転職のリアル

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「フリーランスになるか、それとも正社員として転職するか――」
ITエンジニアや社内SEとして働いていると、一度はそんな選択に悩むことがあるのではないでしょうか。

私もまさにそのひとりでした。
当初は明確な戦略があったわけではありませんが、結果的に「一度フリーランスを経験し、その後正社員として転職する」流れとなり、年収は2倍近くに跳ね上がりました。

もちろんフリーランスにはデメリットもありますが、それでも短期間で高収入を得て、“前年年収”という実績を持って転職に臨めたことは大きな強みになりました。

この記事では、私自身の実体験をもとに「フリーランス→正社員」というキャリアの流れがどう収入アップにつながったのかを、メリット・デメリット、向いている人の特徴などを交えてご紹介します。


目次

フリーランスのメリットは「収入と自由」

  • 案件単価で見ると、サラリーマンの1.5〜2倍も珍しくない
  • 自分の裁量で働ける。稼働時間・働く場所も選べる
  • 経費処理や確定申告のノウハウも実践的に身につく
  • スキルを活かした業務で専門性のある価値を提供しやすい

でもフリーランスは“社会的信用”が低い

わたし自身はフリーランス1年目でもクレジットカードを作ることができましたが、これはあくまで一例。
開業直後や高ステータスカードの申し込みでは、収入証明や納税状況が審査に影響することがあります。

🏠 住宅ローンは要注意!フリーランス最大の壁とは?

  • 開業3年未満は基本NG
  • 3年連続黒字の確定申告書が必要
  • 所得変動が大きいと「継続性に乏しい」と判断される
  • 赤字や経費過多だと「生活が成り立っていない」と見なされる

→ 住宅購入の予定があるなら、フリーランス転身は慎重に。


📉 他にもある!フリーランスのリアルなデメリット

  • 収入が不安定になりやすい
  • 確定申告や帳簿管理が大変
  • 健康保険・年金の負担が重い
  • 福利厚生が一切なし
  • 孤独感や情報格差がある
  • トラブルや契約も自己責任
  • 継続的なスキルアップが難しいことも

🤝 業務の主導権は握れない?当事者になれないもどかしさ

また、フリーランスは発注側の社内に入り込むことが難しいため、
・事業の根本に関わる提案
・部署横断での調整
・戦略や意思決定への参加
といった、より上流の業務には携われないことが多いです。

私自身も「もっとこうした方が良いのに」と思っても、業務範囲外であることから主導権を持てないというもどかしさを感じる場面がありました。


それでも「一旦フリーランス」をおすすめする理由

  • 市場価値の“証拠”として、前年の年収が武器になる
  • 「複数案件を同時進行した」「仕組み化を主導した」などの経験が面接で評価される
  • スタートアップやSaaS企業では「自走力」が買われやすい
  • 社内SEこそPM予備軍だった話 のように、組織内経験がフリーで一気に開花することも

🎉 まさかの1.1倍!? 初案件で感じたフリーランスの“ラッキーな誤算”

最初の案件では、自分の価値を過小評価してしまったことを今でも覚えています。

レバテックから「ご希望の単価を教えてください」と言われたとき、募集要項には書かれた金額幅から、つい一番低めの金額を提示してしまいました。

さらに、「内税ですか?外税ですか?」と聞かれてもよく分からず、「えっと……外税で」と答えた結果、提示金額の1.1倍で契約成立
結果的に良い方向に転びましたが、面接前からこんなに価格交渉があるとは思わず、驚きました。

でもこの経験を通じて、実績がなくてもフリーランスとして働けるチャンスはあるんだと実感できました。


どんな人に向いている?

  • 直近でクレジット審査や住宅購入の予定がない人
  • スキルにある程度自信があり、自走できる人
  • 将来的に副業や独立を視野に入れている人
  • 自分の市場価値を、実際に“マーケット”で試したい人

私自身、長く社内SEとして働いてきた中で、
「社内だけの評価でなく、市場全体での自分の価値を確認したい」という思いがありました。
それがフリーランスという選択肢を後押ししてくれたのです。


まとめ

フリーランスには、収入や自由のメリットと引き換えに、社会的信用や業務の幅といった制限もあります。
それでも「短期間で市場価値を確認し、自信を持って次の転職に臨む」には、非常に有効な選択肢。

一時的にフリーランスという道を選ぶことで、その後のキャリアを加速させることができる——それが私の実感です。

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