HubSpotとZoho、どちらを導入すべきか迷う企業は多いです。私自身も一度はHubSpotを利用しましたが、コストや使いこなしの難しさからZohoへ乗り換えました。結果的に「中小規模で営業管理が中心ならZohoが合う」と実感しています。この記事では、HubSpotからの乗り換え経験を踏まえて、両者の違いとおすすめの使い分け方を紹介します。
HubSpotを使ってみて感じた課題
HubSpotは世界的に有名なCRMで、マーケティングオートメーションやCMSとの統合など高機能が魅力です。
ただ、私のケースでは次のような課題を感じました。
- 本格的なマーケティング部隊がないと機能を持て余す
- サポートや情報が英語中心で、慣れるまでに時間がかかる
- 有料プランに移行すると一気に数十万円規模のコストになる
実際に当時はセールスとサポートを合わせて十数人規模で運用していました。
HubSpotの機能は充実していましたが、マーケティング部隊がなかったために「使いこなせていない感覚」が強かったです。
Zohoを選んだ理由
HubSpotからZohoへ乗り換えた一番の理由は、必要な範囲で始められる柔軟さです。
- 価格面:無料で3ユーザーまで利用でき、上位プランでも月数千円レベル
- 機能面:顧客管理・商談管理はもちろん、Zoho FormsやCampaignsと連携して営業〜マーケの流れを小さく回せる
- 導入のしやすさ:UIがシンプルで、少人数の営業チームでも定着しやすい
「まずはCRMを使ってみる」段階から始められるのは大きなメリットでした。
Zohoに変えてすぐ効果が出たこと
特に大きかったのはセミナー案内や一斉配信です。
以前はスプレッドシート+GAS+SendGridを組み合わせて配信していましたが、既読やバウンスの追跡まではできていませんでした。
HubSpotを導入していたときも、データ整理が不十分でセグメント配信がうまくいかず、結局「届いているのかどうか」が分からない状態になっていました。
その点Zohoでは、CRMにある顧客データとCampaignsを連携するだけで既読やバウンスの管理も自動で可視化できます。配信先の絞り込みも直感的に設定できるので、「セミナー案内を確実に届けられる」という安心感が生まれました。結果的に、運用の手間が大幅に減り、担当者が分析や次のアクションに集中できるようになりました。
ZohoとHubSpotの比較ポイント
比較項目 | HubSpot | Zoho |
---|---|---|
価格 | 無料あり。ただし有料は高額(数十万円/月も) | 無料3ユーザー。上位プランでも数千円/月 |
機能 | MA、CMS、グローバル展開に強み | CRM+Forms/Campaigns/Flowで十分回せる |
サポート | 英語中心。日本語は限定的 | 日本語サポートあり。コミュニティも増加中 |
向いている企業 | マーケ部隊を持つ中堅〜大企業 | 中小企業・初めてCRMを導入する会社 |
どんな会社に向いているか
- HubSpot:マーケティングを本格展開する中堅以上の企業、予算と体制がある会社
- Zoho:コストを抑えてCRMを試したい中小企業、HubSpotを使いこなせず乗り換えを考えている会社
私自身、HubSpotを悪く言うつもりはありません。ただ「うちの規模には合わなかった」だけ。Zohoは中小企業でも十分活用できる選択肢でした。
まとめ
HubSpotは高機能で魅力的ですが、活用できる体制がなければコストが重く感じます。一方Zohoは、無料から始められ、小さく導入して必要に応じて拡張できるのが最大の魅力。
初めてCRMを導入する方、HubSpotのコストや運用に悩んでいる方にはZohoがおすすめです。

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