OCR(そのままオーシーアールと読みます)をご存知ですか?
光学式文字読み取り装置。印刷物などの文字を、光を当てることで読み取り、テキストデータに変換する装置のこと。最近では、スキャナーで読み取った文字をテキストデータに変換する、OCRソフトが使われることが多い。
出典:コトバンク
紙に印刷されている(または手書きしてある)文字を読み取り、データに変換できるツールのことです。
無料から高額のものまで様々なOCRソフトがあります。
今回はOCRソフトの中でもパナソニックの「読取革命」についてご紹介したいと思います。
OCRソフトで何ができるの?
OCRソフトを使って印刷物からデータに変換できるとどういうメリットがあるのでしょうか?
- 手入力による打ち間違い(入力ミス)を防ぐことができる(※)
- 手入力よりも効率的にデータ化できる
- 紙媒体を電子媒体に変換することで書類の保管場所を取らない
- データ化することで検索しやすくなる
※100%の認知度ではありませんので、確認作業は発生します。
具体的にどんな用途がある?
用途はたくさんありますが、いくつか具体的な利用方法をご紹介します!
便利な使い方編その①
公共機関のWebサイトからダウンロードしたPDF形式の申請書を「読取り革命」を使ってレイアウトそのままにWordやExcelの形式に変換できます。
いつも使うファイルの形式に変換できたファイルは、そのままテンプレートとして二次利用できます。公共機関のレイアウトを見ながら改めて作る必要がないので効率的です。
便利な使い方その②
お客様から紙で配布された資料を「読取り革命」でOCR処理すれば、一部を加工したり再編集して二次利用可能です。
便利な使い方その③
様々な製品のマニュアルなど、紙の説明書をデータ化しておけば困ったときの検索がスムーズ。問い合わせにもすぐに対応できます。
「読取革命」とは?
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読取革命とはパナソニックが販売するOCRソフトです。
OCRソフトは海外製の英語OCRソフトと日本製のOCRソフトがあります。
現在、以下のソフトが日本製の3大OCRソフトです。
- パナソニックの読取革命
- メディアドライブののe.Typist
- ソースネクストの本格読取
日本語の高性能OCRソフトの「売れ筋」は、いくつかあります。
有名どころでは、Panasonicの読取革命・メディアドライブのe.Typist ・ソースネクストの本格読取が、和製のOCR専門ソフトとしては「TOP3」になります。
出典:家電批評モノマニア
これらのOCRソフトのうち、私が業務効率化の一環として導入したのが「読取革命」です。
パナソニック「読取革命」導入までの過程
OCR導入のきっかけは、通販会社にて実施したプレゼントキャンペーンの応募はがきの処理です。
相当数の応募はがきがあったため、OCRで読み取りデータ化する方針が決まり使用するOCRソフトの選定から始めました。
まずは比較的安価で評価も高いという点で上述のパナソニック読取革命を購入しました。
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読取革命はどんなことができるのか
「読取革命」は、用途に合わせて紙文書やPDFファイルを同じレイアウトのまま、Word、Excel、PowerPointなどのファイル形式に変換できます。
資料作成業務の効率化、既存文書の電子化(ペーパーレス化)や二次活用に貢献します。
こちらの商品は手書き文字を認識しますが、英数字の「一行手書き」に対応しています。
手書きのひらがなや、カタカナ、漢字等には対応していません。
英数字の「複数行手書き」には対応していません。
この商品でもある程度の要件には合致したのですが、最終的には「読取革命」の上位商品であるパナソニックの「帳票OCR」を採用しました。
決め手は手書きの日本語の読み取りでした。
上位商品「帳票OCR」とは?
「帳票OCR」とは、同じくパナソニックのOCRソフトですが、「読取革命」と一番異なる点は、手書きの日本語にも対応するという点です。
罫線無しの自由手書き文字に対応
かすれているなどの低品質文字に対応
位置補正機能、帳票自動判別機能搭載によりさまざまな帳票に標準対応
帳票OCRでは、以下のような帳票タイプに標準対応しています。
- 発注書
- 健康診断票
- 勤怠表
- 物品受領書
- 車検証
- アンケート
※「帳票OCR」のすべての機能(オプション含む)は無料で30日間お試しできます。
※「帳票OCR」は法人のお客様のみの販売となっています。
読取革命でも十分!
導入の際は「読取革命」でお試し後、「帳票OCR」導入となりましたが、用途によっては「読取革命」でも十分業務効率化に貢献できます。
「帳票OCR」は手書きの日本語も読み取ることができ、魅力的ですが価格もかなりのものです。※本体価格398,000円 (税抜)
「読取革命」ならお値段も1万円程度ですので、試してみる価値はあります。
こういったソフトを導入することで入力業務を効率化することができますので、積極的に活用してくださいね。
尚、昨今ではOCRとRPA(アール・ピー・エー)の組み合わせで更に効率化する動きが加速しています。
今回、OCRとRPAの導入に至りましたので概要をご紹介しています。